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映画 オデッセイをさらに楽しむ方法【映画オススメ】

今日は映画オデッセイの紹介です。

笑い有り、感動有りで何も予備知識無しでも充分楽しい映画なんですが、

この映画は、日本人だと制作者の意図が分かりずらい構造になっています。

これからお教えするトリビアを踏まえるとまた違った後味になると思います、一度ご覧になった方も是非最後までお読み下さい。

 

 

オデッセイは、2015年公開のアメリカ映画。

監督は、エイリアン、ブレードランナーのリドリースコット

主演はマット・デイモンです。

原作はアンディ・ウィアーの火星の人

 

 

あらすじ

宇宙飛行士のマークワトニーは火星での探査任務中、大砂嵐に襲われた。

ワトニーらクルーは火星からの退避を決めてロケットに向かうが、その最中ワトニーに

アンテナが直撃、他クルーはワトニーが死んだと判断して地球に帰還する為に宇宙船で飛んで行ってしまう。

しかし、ワトニーは生存しており、火星に一人で取り残されてしまう、果たしてワトニーは

地球にに帰還することが出来るのか。

 

 

 

 

みたいなのが、基本情報です。

 

原作者のアンディ・ウィアーは、15歳で国の研究機関に雇われる超優秀なプログラマーで

宇宙開発に基づく科学式を計算するのが趣味らしく、正確な物理・科学・工学検証に基づく小説、火星の人を自身のウェブサイトで発表。

それが大反響でわずか3ヶ月で3万5千ダウンロード、日本でも早川書房から翻訳版が発売されています。

原作も大変面白いので、是非読んで欲しい。映画に無いエピソードも多く、基本的にマークワトニーの1人称で進み、地の文も理知的でとても読みやすいです。

困難に科学で対処していくんですが、その説明を読んでいるだけで楽しいですよ。

 

この超絶大傑作原作を巨匠リドリースコットが映画化。面白く無いわけがない状態です。

マットデイモンも、いい仕事しています。

 

見所

火星に取り残され、誰にも連絡取れず、酸素も食料も少量しかないという状況でどう助かるのか。

一見どうしようもない状況ですが、それを実際にある物を使い、科学的に実際に対応できる方法で一つ一つ問題を解決していきます。

 

 

この映画が素晴らしい所は、映画ジャンルが、濃厚なSFであると同時にコメディーでミュージカルということです。

実際にゴールデングローブ賞で作品賞(ミュージカル/コメディー部門)で受賞しています。

過酷な状況でも主人公はいつも明るく振る舞い、ユーモアをかかさず、冷静さを失いません。

火星に取り残された、物資の中にクルーが置いて行ったディスコのデータが残っています。

ワトニーは暇なのと寂しさを紛らわせる為に、常にディスコを聞いています。

そのおかげで、起きている状況は最悪ですが、明るい雰囲気で、映画は進みます。

 

 

解説

 

 

冒頭の話に戻りますが、ディスコミュージックが日本人がこの映画が真にわからない要因になっている原因です。

正確には、英語がわからない方ですね。僕も分かりません。

 

最近の映画では定番になってきているのですが、BGMで流れる曲がその時のシーンの意味を深めたり、主人公の心情の吐露に繋がっているシーンが多いのです。

ミュージカル映画ですよね。

で、英語がわからないと歌詞の意味がわからず、字幕も出てきていません。

 

例えば、

プルトニウムを使った暖房を開発し、ワトニーがもう寒くないと言いながら車を走らせている時に、ドナ・サマーのホットスタッフがかかる。

私は暑いものを求めているという歌詞で、プルトニウムとかけている。

 

これは分かりやすい例でしたが、全編に渡ってかかるBGMには全て意味が有る。

 

実は、映画より先に原作に読んでいたぼくが、初めて観て抱いた感想は、「原作の大事な所が欠けている」だった。

 

原作のメインテーマは、どんなこんな事も人種性別関係なく、知力を尽くし、協力し合えば

乗り越えられないことは無い、ということだった。

しかし、映画版では、ラストシーンでは、マークワトニーが、諦めずに、冷静に一つ一つ問題を解決することが大事。ということが描かれていた。

確かにそれは、原作でも書かれていたワトニーの重要な長所だが、メインテーマでは無いように思えた。

 

 

 

しかし、BGMに着目すれば、しっかり描かれていたのだ、原作のメインテーマが。

 

 

 

フィナーレで、ラブトレインという曲がかかる。中国の人もロシアの人も愛の列車に乗ろうという歌詞で、国境関係なく同じ列車に乗ろうというのは、原作のメインテーマそのものと思う。

それが、本当にミュージカルのフィナーレの様に登場人物達を一人一人ピックアップしながら流れるのだ。

 

そしてその後に流れるのは、恋のサバイバル。

あなたが去った時、私は生きていけないと思った。から始まり、私は死ぬほど泣いて傷ついて強くなった、私は生き延びるわ。と力強く歌われる、

まさに曲の内容はワトニーが成し遂げた事そのもの。

完璧なラストでは無いだろうか。

 

曲の歌詞、意味がわかれば、見え方が全然違う本作、

是非頭の隅に、今の情報を入れて鑑賞してみて下さい。